公開質問状に対する企画政策課の回答を何回かに分けて検討してみます。総務部長宛の方の2回目です。
今回は回答者が自分の都合の良い部分だけに回答をして、そうで無い部分を回答しなかった問題に対して検討したいと思います。
まず筆者の公開質問状をあらためてお示しします。
【以下公開質問状】
私たち町民は、行政の透明性と公平性を重視し、全ての愛川町民に平等な情報提供が行われることを期待しております。このため、以下の疑問を解明するために公開質問状を提出いたします。
7月15日に行われた「半原水源地跡地敷地造成工事に係わる説明会について(お知らせ)」の案内が、半原・田代地区に限定され、尚且つ、町内会の回覧板でのみ回覧された理由について明確な回答を求めます。
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なぜ、7月15日の説明会の開催情報は一部の町民にしか知らされなかったのでしょうか。 a. 開催情報の配布対象者はどのように選ばれましたか。その基準や理由を教えてください。
b. 他の町民に対し開催情報を入手する手段や方法について、どのような案内や措
置が講じられましたか。
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行政の透明性と公平性の確保に向けた取り組み:
a. 愛川町では一般町民に対して行政の情報提供やイベントの案内を公平に行うため
の具体的なガイドラインやルールは存在しますか。
b. 開催情報の公平な配布や町民への情報提供について、今後改善する予定や取り組
みはありますか。
【以上】
次ぎに企画政策課の回答をお示しします。
【以下回答】
○なぜ、7月15日の説明会の開催情報は一部の町民にしか知らされなかったのでしょうか。
Q1 開催情報の配布対象者はどのよに選ばれましたか。その基準や理由を教えてください。
A1 観光・産業連携拠点敷地造成工事に係わる住民説明会(以下「本説明会」といいます。)は、敷地造成工事(以下「本工事」といいます。)の内容に限った説明会でありましたことから、工事車両の通行のほか、重機音や土ぼこりなど、普段の生活において本工事の影響があると思われる地域にお住まいの方々を対象に開催したものであります。
Q2 他の町民に対し開催情報を入手する手段や方法について、どのような案内や措置が講じられましたか。
A2 A1の回答のとおり、本工事の影響があると思われる地域にお住まいの方々に周知を行いました。
【今回のブログではここまで】
検討
太字で示した部分を比較してもらうとわかるのですが、回答文では半原・田代地区に限って配布したことのみ回答しており、筆者の質問の後半部分、すなわち町内会の回覧板でのみ回覧された理由について回答しておりません。8月31日町役場2階で企画政策課長と直接話した時、回答はメールで送ったと言われていたので、その場で内容を確認出来ませんでした。しかし、筆者の口頭での質問、「町内会に入っていない人になぜ開催がわかるようにしなかったのか」に対して、公開質問状にはそのようには書いていなかったと課長は言っておられました。
評価
公開質問状は相手が理解出来るような文章で提出しないといけないことがわかりました。たとえば、「AかつBに対してどう思いますか」では理解出来ないようなので、「Aはどう思いますか」「Bはどう思いますか」と伝えないと理解出来ないようです。しかもこれでは正確でないので、図を使わないとダメかも知れない。
▲受験生はこういう間違えをしないように。