ご覧いただいている本は、百田尚樹『海賊とよばれた男』(上)・(下)です。ご存知の方も多いと思われますが、出光興産の創業者であられる出光佐三をモデルにしたノンフィクションノベルです。作者は百田尚樹氏で、最近、日本保守党代表になられました。また、以前より自身のYouTubeチャンネル等で様々な情報発信を行なっておられます。
タイトルは帯に書かれていた文です。馘首(かくしゅ)とはクビのことです。以下全文です。
「馘首なし!タイムカードなし!定年なし!
なにもかも失った経営者が命がけで守ったものは社員だった。
出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたドキュメント小説!」
さすがにこれをそのまま現在の組織に当てはめることはできませんが、作中の主人公である店主、国岡鐡造の社員に対する一貫した姿勢が物語の要になっています。読んだことのない方は是非一読されることをお勧めします。
さて、話を町役場組織に当てはめてみましょう。筆者の考えは次のとおりです。
役場庁舎出入口にある勤怠システムによる時間全てを勤務時間とし、残業申請は自己管理にする。残業時間の区切りは15分刻みとする。
これにより何ができるかというと。サービス残業の一掃。勤務時間と残業時間の計算を全て自動化できる、というメリットがあります。いかがでしょうか。
▲「海賊とよばれた男」(上)・(下)
▲出光佐三(出光興産ホームページより)