せっかくの施設であっても維持管理にまで手が回らない、あるいは予算が付けられない。結果として本来の目的を果たすことができず、場合によっては利用者に危害が及ぶような事故が生じることもあり得ます。今回は、愛川地区(田代・半原)の2ヶ所の施設について皆様にご紹介します。
馬渡橋袂の休憩施設
一つ目は馬渡橋の袂にできた「休憩施設」の管理に関してです。こちらは2023年12月のブログで利用者がほとんどいないことを指摘しました。当時は“藤棚”としての植物が植えられていませんでしたが、現在はかなり茂っております。しかし、剪定が全くされておらず、休憩施設そのものが、オブジェ化しております。しかも枝先が無秩序に垂れており、子供の目の高さにあって、怪我をさせる可能性のある危険なものとなっております。地盤改良工事は県の予算で、上物は町の予算で作られております。筆者はまだ予算額を確認しておりませんが、それなりの金額が使われていることでしょう。作りっぱなしではいけませんし、そもそも作る必要があったのかさえ疑わしいです。
▲上4点、休憩施設の藤棚の様子。(2024年8月筆者撮影)
田代運動公園
二つ目は田代運動公園です。2024年1月のブログで駐車場のラインがほとんど消えてしまっていることを指摘しました。ここには新しい遊具が設置されましたが、やはり維持管理が出来ていないことがわかります。
▲曲げられた立て看板。複数回に渡って徐々に曲げられたことを確認。初めの段階ですぐに戻しておけばここまでひどくはならなかったはず。(2024年8月筆者撮影)
▲砂の無い砂場。職員さんに確認しましたが、毎日チェックしているわけではないそうです。(2024年8月筆者撮影)
▲新設された大型遊具も管理していないので、草が生えております。マダニがいる可能性を否定できませんよ。(2024年8月筆者撮影)
▲草刈りが数ヶ月行われていない様子のスケートパーク周囲。(2024年8月筆者撮影)
▲うち捨てられた様子の河川敷側。(2024年8月筆者撮影)
▲白線がほとんど消失してしまった駐車場。この状態は「都市公園法」における「管理」について違反している状態であると筆者は考えております。駐車場内で物損事故や人身事故が起こった場合、白線が消えていたことで町の責任を問われる可能性があると思います。(2024年8月筆者撮影)
まとめ
さて、維持管理する人手や予算、やる気さえ無いのであれば根本的に原因を調べなければなりません。数年後には半原水源地跡地に何らかの施設が作られる予定です。このままの町の姿勢が変わらなければ、また一つ手に負えない施設が出来てしまう可能性があります。皆さんどう思われますか。
【8/26】追記
本日8月26日、馬渡橋袂の休憩所の問題点、田代運動公園の問題点の2つを役場担当者に伝えました。午後に馬渡橋休憩所の植木が剪定されていたのを確認しました。田代運動公園は予算の関係もあり、全てをすぐにとはいかないでしょうが、出来る範囲で対応していただきたいです。