議会でのやりとりを出来るだけ早い時期に理解したいという理由から、『愛川町議会インターネット中継』の録画から文字起しをすることを提案していました。2月スタート予定でしたが、本日1月25日に時間が出来ましたので、第一回目として皆様にお示しします。文字起しの修正は一度見た録画をたよりに修正しましたが、細かくは行っておりません。興味のある方はご自身で録画を見ていただくと良いかと思います。また、会議実施日より3ヶ月程度後に公式である『会議録検索システム』で読むことが出来ます。
念のため毎回以下の文章を掲載します。
「愛川町議会のインターネット中継の録画から文字起ししたものは、愛川ハイジの会代表である今鉾君雄が個人的に文字起ししたものであり、非公式のものです。また一部不正確なものもございます。正確を求める方は、愛川町ホームページの町議会での内容でこ確認ください。内容に関する筆者の意見に対して疑問のある方は、筆者公式ホームページ https://www.imahoko.com/ でのメール欄をご利用下さい。」
さて記念すべき第一回目は、令和5年第4回愛川町議会定例会一般質問から、井上博明議員の「半原水源地跡地の事業化に向けた取り組みについて」です。動画では開始から16分00〜34分40秒の内容です。先に筆者の意見を述べさせていただきます。
この期におよんでまだ跡地利用の内容がはっきりしていないという町の姿勢にはかなりの疑問があります。町長には跡地利用のビジョンが無いようにも思えます。一方でやりたいものがあるのだが、下手に言ってしまうと失敗の責任をとらなければならないので、やたら調査を外部委託して、最終的に自身の思うところに向かわせるという見かたもできます。みんなが良いと言うことをやったのだから、思うような結果にならなくても仕方がないよね、と言ったところでしょうか。今回の答弁ではどこぞの院生の意見まで参考にしようと言っておりました。おそらく愛川町に来たことも無いような院生の意見を聞くとは少々理解し難いですね。筆者の考えでは参考にするだけの価値があるか疑問もあります。一つ例をあげると、学生さんから教わったのでしょうか『ボルダリング』というスポーツ用語を答弁の中で発言しておりました。ご自身で調べたのでしょうか。基本は室内競技ですよね。しかも安全に運営するのであれば、ノウハウをもった事業者に委託しなければなりませんから相当の経費がかかるでしょう。6年間検討してきてこのレベルですが。もうムチャクチャです。
はっきり言えばいいんですよ。「オレは道の駅を作りたいんだ」と言えば不必要な調査に税金を投入する必要はありませんから。
半原水源地跡地利用に対する筆者の考えは以前からお伝えしている通りです。
文字起しの内容をお示しします
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井上議員(16:00)
それでは、大きな2点目に入ります。 観光産業連携拠点づくり、旧半ばら水源地跡地の事業化に向けた取組について伺っておきたいと思います。 現在、沈田池の埋め戻し工事が行われております。 令和4年3月定例議会で、私は跡地利活用について取り上げをしてまいりました。 この際、町長は民間企業の投資意欲、さらに来境者のニーズの動向等を調査するという答弁をされております。 この間、コロナの影響もありまして、久しくこの事業が前に押し進めることができない状況下にはありますが、 現在までの取組と今後の取組について伺っておきます。
小野沢町長 それでは2項目目でございます。 半ばら水源地跡地の事業化に向けた取組についてでございます。 この跡地の利活用につきましては、これまで議員のご理解をいただきながら、 町全体の観光拠点形成を主眼といたしまして、平成28年度には基本構想、平成29年度には基本計画を策定いたしました。 その後、令和元年度にはその見直しを行い、現在の基本計画を軸として進めてきているところでございます。 令和2年度からは、拠点の整備方法に関わる有ある都市機構との協議のほかに、 建設発生度の搬入や拠点整備後のアクセスに関わる警察協議など、 関係機関との協議を進めながら、一昨年は既存建物10棟の解体、立木の撤去、 そして昨年には建物の基礎のほか、配管等の地下工作物の撤去など取組を進めてきたところであります。 しかしながら、ご案内のように、令和2年以降、今日に至るまで、 コロナ禍に加えまして不安定な世界情勢による物価や燃料費の高騰の影響によりまして、 生活様式や人の流れ、さらには企業活動など、日本全体の社会構造が大きく変化してきているところでございます。 こうした現状を踏まえまして、将来のまちづくりや財政負担など、 跡地の利活用がより時代に即した効果的な内容となるよう、昨年度には国の補助金を活用し、 現基本計画をベースとしながらも、民間企業の動向や整備手法、さらには運営面等も含めた投資意欲などにつきまして、 PFIなどの実績を有する企業を対象に、改めてヒアリング調査を含めたマーケットサウディングを行ってきたところであります。 その調査の結果でありますけれども、各企業をともに関心は高いものの、 現下の社会状況のもとでは、独立採算事業で進めることは難しいといったご意見をいただいております。 このほか、飲食施設や物販施設等は、得られる収入で維持管理運営費を賄うことができる可能性としてはあるものの、 施設整備費を負担することは難しいなど、様々なご意見をいただいてきたところであります。 しかもここにきまして、国際情勢が混沌とし、物価高騰に拍車をかけるなど、世界的な先行き不透明の中では、慎重な取組は避けられないところが本音のようでございます。 従いまして、具体的な整備にあたっては、今回実施をしたサウンディング調査の結果や、 本年8月に社会構想大学院の研究グループから受けました政策提言なども参考にしながら、基本計画でお示しをしております。 しきちのゾーニングなどを再度精査をして、時代にあった魅力ある拠点づくりにつなげてまいりたいと考えております。 なお、その精査につきましては、しきち造成が来年度末までの予定でございますので、この間に検討を進めていきたいと現在考えております。 以上であります。
井上議員 なかなかコロナが社会を覆った時から、日本の経済、また本庁にあっても非常に不安定な経済要素が発生する中で、 当初の計画は思い通りに進捗しない。 とりわけ水源地跡地の利活用については、行政が建物をさせて運営するというのではなく、民間の活力を有効に活用して人の交流、そして経済効果が得られるようなそういう思いで取り組みをされてきた経緯があります。 そこへ来て、そういうコロナという状況の中でペースがダウンしてきているということであります。 このような説明だったかなというふうに思います。 そこで答弁の中で、社会構想大学院大学からの政策提言を受けて、そういうものを参考にしながら、今後の事業化に向けて生かせるものは生かしていくという方向性が答弁であったのかなというふうに思うんですけど、 この団体はどのような団体なのか、そしてどのような経過で政策提言を受けたのか、まず伺っておきます。
企画政策課長 企画政策課長です。 社会構想大学院大学は、科学技術の進展や社会経済のグローバル化に伴います、社会的、国際的に活躍できる専門職社会人の養成を目的といたします。 専門職大学院として、平成29年4月に学校法人先端教育機構により設立されたものでございます。 この大学院から政策提言を受け入れた経緯でございますけれども、 例年インターンシップを受け入れております関東学院大学の教授が、この大学院の特任教授を兼任をされておりまして、 その教授から観光振興などに係る政策提案を行いたい旨の申し出がございました。 自治体が専門職大学院から政策提言を受けるという事例が、全国的に珍しい取り組みでありまして、貴重な機会であったこと。 また、観光産業連携拠点づくり事業は、本庁の大きなプロジェクトの一つであることを踏まえまして、当該事業に対し政策提言を受けることとしたものでございます。
井上議員。 はい、そうですよね。当初この事業を借り向けて、こうした大学院等からですね、政策提言を受けるというような流れはなかった中で、 これは出てきましたのでね、ちょっと聞いておこうかなと思いまして。 で、どのようなですね、活かせるような提案がされたのかね、どのような政策提言があったのか、伺っておきます。
小野沢町長。 えーと、あれ、いつだっけやったの? あの、学生とですね、15人ぐらいいられましたかね。 えー、学生の皆さんと私とリモートで。教授を挟んでですね いろいろ対話をさせていただき ました まあその話に内容につきましては 先ほど言ったように あの観光の メインとしてね 話をしてきたわけで ございますけども まあ学生たちからはですね あれだけの約4ヘクタールある 広大な広さを有効に生かすには 今の自然も生かしてですね 生と土 のこのバランスの取れた 施設として活用することが 大事であろうと いうような提言もいただき ました あの具体的には なんて言うんですかね 散策ゾーン これについては竹林とか 桜もありますんで それを生かしたゾーンを一つ 形成をしたらどうかなと そしてやはり子供たちは 動くものがないと魅力がない と いうことで 魅力を感じるような動きのある 例えばスライダーなどの 乗り物 そういうものさらには 高低差を今 ねあそこ地形的に高低差 ありますんで 高低差を生かした アートと アート芸術ですね アートと遊び間を融合させた 施設 それと新しいスポーツの 種目として ボルタリング ボルタリングか こういうゾーンも作ったら どうなのかなと そういう意見も聞いております まあその他には気軽に宿泊も できる トレーラーハウス そしてアウトドアの 関連企業との タイアップしたキャンプ施設 そして 地産地消 この促進と市地整備を図るための 物産施設と まあ様々な提言を いただいたところで ございます まあ今後参考にはしていきたい なと思っております
井上議員 今町長はね言われた 学生さんとのヒアリングで いろいろな提案をいただいたと いうことで これまでも 町協はじめ地域の方々から 現存する 自然を 最小最大限生かしてですね やっぱり活用する こととか あとまあ一時はねちょっと 子供の まあね遊園地みたいなのを作ったら いいんじゃないかという声も ありました まあやはり ええね 来訪者がまた町民が 魅力を感じて あそこにね 新類園舎を含めて友達を 呼び込めるような 魅力ある であとはやはり を持続可能なね ええものとしてやっぱり ええ 中野構成を考えることは 非常に大事かなというふうに 思うんですね まあ一時の流行りでね 作っても それは本当に一時だけでね こう あとはやっぱり負の遺産が 残るというようなことがあって はいけませんからね まあそうした点で いくつかのまあ提案を されたのを 今後どう これをですね 事業 運に高反映するか生かすか ええその点についてちょっと 再度聞きたいと思います
小野澤町長 まあ財源の関係もあります んで今の 学生さんの提言 これも頭に入れてですね しっかり取り組んでいき たいと思います 会議所同意議員 えっとそれではですね ちょちょね これまでは基本構想 基本計画は中間の見直しがあって 計画は こう 流れてきたわけですけど まあそれらの見直しの見直し 基本計画 もう 引き続きベースとして 生かしながら提言を この生かして反映して 計画を 詰めていくのか 今までの基本構想 基本計画については 一応 まあ白紙にして 新たな 計画を 立案していくのか ちょっとその点の考えを 小沢町長 これまでの基本計画 これも議員さんと皆さんと 一緒にですね 作り上げてきたもので ございますから これを一つのベースとして そして 先ほどの学生さんの意見も そうです あとは町民の皆さんの これからの意見 あとは時代の流れで 求められるもの そうしたものをいろいろと 総合的に 考えましてですね 魅力を感じられるような そして 持続可能な そういったまた計画に 見直していきたいなと 思っております
井上議員 確かにそうですね これについては 町税また国税などを 投入してですね 取り組んできましたし また いろんな方々 団体個人を含めて いろんな方々の ご労苦の ものが 来ているわけですから やはりそれを 白紙にするということは あってはならないことで やはり慎重に これまでの積み重ねた 記者はですね ご意見ご要望 またご提案はですね 新たな提案を含めて 活かしていくという そういう 重い答弁だったらと思います それは非常に 大事だというふうに 私も思っております やはり 党史が 最終的には いい結果が出たと 言ってもらえるような 方向をね きちんと出せるように 一層の努力もしてもらいたい と思います さて今の造成工事がね こう行われているわけです けどこの 関両予定年度はいつですか
企画政策課長 企画政策課長です 現在の造成工事の 関両年度は 6年度末を予定いたしております
井上議員 例は6年度末ということで 分かりましたけど まあ造成が進んでいく わけですけど 新年度にですね 新年度にね 新たなアクションを 起こすのか何か そういう 企画 事業家に向けて 何かあるのか伺っております 総務省 総務省 新年度に向けてのアクション でございますが ただいま企画政策課長が 申し上げたとおりですね 造成工事につきましては 例は5年度6年度の継続事業としております その後のアクションに つきましては 締めをとらえてですね 議員皆様へ 報告したいというふうに 考えています 野木委員 締めをとらえてね 一定の時期に 今後の方向性についてですね 町側の 事業 計画について 見直すべきものは 見直して そして それを新たな機会に まずは 議会に お示しをすることは 大事なことだろう 思いますので まあできるだけ早い時期に お示しができるように 努力をしていただきたいと 願っております (34:40)
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