公開質問状に対する企画政策課の回答を何回かに分けて検討してみます。副町長宛の方です。
まず筆者の公開質問状をあらためてお示しします。
【公開質問状】
愛川町副町長 沼田力 様 2023年8月7日
私たち町民は、行政の透明性と公平性を重視し、全ての愛川町民に平等な情報提供が行われること を期待しております。この公開質問状では、特に行政の継続性を重視し過去における施策の理解が なされているかどうかを知りたいと考えております。このため、下記の疑問を解明するために公開 質問状を提出いたします。
記
1.「観光・産業連携拠点づくり事業」における危機管理室の役割はどのように計画されておりますか。現時 点でわかっている範囲でお答え下さい。
2.「観光・産業連携拠点づくり事業」のなかで、「半原水源地跡地利用」に関して「まちの安全・安心を支 える空間」とありますが、半原水源地の跡地が災害時に活用出来る場所としてなぜふさわしいか説明してくだ さい。なお、「1」においてこの内容が無ければ説明は不要です。
3. 機器管理室の職員が「観光・産業拠点作り事業」において危機管理室の役割について全く知らなかった のはなぜでしょうか。
以上
公正なご回答をいただき、行政の透明性と町民との信頼関係の向上に貢献していただくことを期待 しております。
この公開質問状、及び回答は質問者のウェブサイトで公開予定です。 回答期限は、2023 年 8 月 31 日までとさせていただきます。 よろしくお願いいたします。
[名前] 今鉾君雄
[住所] 愛川町田代
[連絡先情報] ※このブログでは省略
【以上】
次ぎに企画政策課の回答をお示しします。
【以下回答】
問い合わせに対する回答
Q1「観光・産業拠点づくり事業」における危機管理室の役割はどのように計画されておりますか。現時点で分かっている範囲でお答えください。
A1 基本計画においては、整備方針を示した段階であり、各所属の役割などは定めておりません。
Q2「観光・産業連携拠点づくり事業」のなかで、「半原水源地跡地利用」に関して「まちの安全・安心を支える空間」とありますが、半原水源地の跡地が災害時に活用出来る場所としてなぜふさわしいか説明してください。なお、「1」においてこの内容がな無ければ説明は不要です。
A2 整備方針の中で、求められるものとして「施設を避難所として1時活用」、「災害時におけるトイレやシャワーの提供」、「災害時におけるトイレやシャワーの提供」の3点が考えられるため。
Q3 危機管理室の職員が「観光、産業連携拠点づくり事業」において危機管理室の役割について全く知らなかったのはなぜでしょうか。
A3 1の回答と同様です。
【以上】
検討
(1)細かいところですが、タイトルは「問い合せに対する回答」ではなく「公開質問状に対する回答」としていただくと、回答に対する姿勢というものが感じられるので今後検討していただきたい。
(2)質問1と3に関してはそのまま了解いたしました。筆者の新たな認識として次ぎの点が認められます。すなわち、外部発注や議会検討会で相当な経費を使ったわりには具体的所属の役割を想定しておらず、防災に関する内容も企画制作課内で留まっていると読み取れます。逆に今後計画を大胆に変更しても、傷は浅いということでしょうか。これまでに使われた金額の詳細は調べますが、愛川町ホームページ上で、令和5年3月1日に更新された内容を以下にお示しします。業務委託の金額上限額は約982万円と太っ腹です。
(3)質問3の回答は検討のしようが無いですね。企画政策課の図を使ってみます。ちなみに、ホームページ上で、この図を含むPDFファイルは一番最後に出されているものです。
▲「観光・産業連携拠点づくり事業基本計画事業概要」より引用
示されている内容が、この地域にふさわしいかを問うているので、その理由をその内容で答えられても困ります。例えば、「この下痢止めはなぜ効くのですか」と質問して、「この下痢止めだからです」と答えるようなものでしょうか。
筆者の疑問点は下の図を見ているからです。
マップを見る限り半原水源地跡地が災害時に活用出来る場所としてふさわしいかは疑問です。
評価
企画政策課の職員さんはもう少しがんばって欲しいですね。恐らくこういった議論に慣れていないのだと思います。個人的には与し易いです。
[いまほこ君雄]
副町長宛に出した公開質問状です。回答締切を8月31日したのは筆者の斟酌です。それにもかかわらず、8月31日の午後2時30分にメールで送ってくるとは嫌がらせもはなはだしい。同窓の副町長さんにもがんばっていただきたい。町民の皆さんどう思いますか。