筆者は、半原水源地跡地利用について、繰り返し町の方針に反対意見を述べてまいりました。
今回のブログでは、道の駅あびらD51ステーションを例にして、安平町がどのようにして立寄想定数を導き出したのか。そして、その実績についてご説明してみたいと思います。
同ステーションは北海道勇払(ゆうふつ)郡安平町追分柏が丘49−1にあります。
同町町民説明会資料によりますと、自治体が使用する一般的な方法に加え、以下の手法で立寄想定数を検証しています。
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立寄想定数32万人(一般的な方法)立寄台数=「日中12時間の交通量」×「道の駅立寄り率」立寄人数=「立寄台数」×「1台あたりの乗員」
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独自の交通量調査の結果を用いて検証し、立寄想定数34万人を導き出す
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道内「道の駅」における入込数と交通量の相関分析により推定年間入込数を32万人と29万人と想定した(筆者注:入込数は、“はいりこむ数“と解釈してください。観光入込客数という別な意味の言葉もありますが、おそらくここでは違うと思います。)
検証の結果、当初の32万に対し、別の2つの方法から導き出した数値の合計95万人(34+32+29)を3で除して、平均値約31.6万人が導き出されました。この値をもって、一般的な方法による32万人が妥当であると判断しました。とされています。
実績は2020年、2021年にそれぞれ50万人の来場者があったとのことです。
以下の図と画像はロケーションです。全てGoogleマップから引用しています。
▲Googleマップより
▲Googleマップより
▲Googleマップより
▲Googleマップより▲道の駅あびらD51ステーションホームページより
▲道の駅あびらD51ステーションホームページより
[いまほこ君雄より]
安平町の道の駅では、国道から駐車場の混み具合が良く確認出来るので、混んでいればスルーすることが可能です。しかし、半原水源地跡地では国道からは駐車場の混み具合が良くわからないので(旧津久井方向からなら確認出来るかも知れませんが)、一度入り込んでしまうと動きがとれなくなる可能性があります。また、駐車場・トイレの24時間開放も現実的ではありません。従って、以前企画政策が算定した来訪客数9万5千人が今も生きているのであればその妥当性を検証しなければなりません。