いまほこ君雄による愛川町のなぜ、どうしてを調べるブログ

愛川町政の透明性を高める活動をおこないます

目指す町政4〜ごみ集積所改善案

ごみの出し方は、「ごみ・資源物収集カレンダー」で決められています。しかし、ルールを守れない住民や町外から河原等に遊びに来て、ごみを持ち帰らず集積箱に捨てて行く者も決して少なくありません。集積箱等の周囲に居をかまえる住民にとっては不快な思いをされていることと推測されます。さらに収集をされる職員の方々にとっても作業の妨げになっていることと思います。
そこで、費用が余りかからず、効果の期待出来る方法を提案いたします。内容そのものはご存知の方が多いと思われますが、あらためてご説明したいと思います。
 
ニューカッスル大学の教授である、メリッサ・ベイトソン(Melissa Bateson)らは、2006年の研究で「人の目」の写真が人の行動に影響を与えることを実験で説明しました。
【論文要旨】
私たちは、大学の喫茶室で飲み物の代金を回収するために使用されている正直箱(代金回収箱)への寄付に対する一対の目の画像の効果を調べた。コントロール(対照群)の画像ではなく、目が表示された場合、人々は飲み物の代金を3倍近く支払った。この発見は、監視されているという手がかり、ひいては評判への懸念が人間の協力行動に重要であることを、自然主義的な環境から初めて証明したものである。
【論文で使用された図】

                                 【以上】
要は、目の写真の時の方が代金を、多くの学生が支払ったそうです。
 
現在筆者が別な目的で読んでいる、小林佳世子著『最後通牒ゲームの謎』では次ぎの内容が述べられている。
【以下引用:ページ64】
単なるポスターやコンピューターの画面など、実質的な意味がまったくないことが明らかな“ニセモノの目”にも、ヒトは無意識のうちに反応してしまう可能性が見えてきました。どうやら「目」には、ヒトの行動をここまで変える力があるようなのです。
                                   【以上】
 
生物の世界ではチョウの擬態として、眼状紋が天敵をおどろかすのに使われているのをご存知の方も多いかと思います。

▲チョウの眼状紋。チョウを捕食しようとする鳥に対し、猛禽類の目に似せた柄を獲得したチョウが生存できたと考えられています。
 
町中でよく見かける看板・ステッカーの類いも同じところを狙っています。
これだとチョット怖いですね。

これもよくありますが、ごみ集積箱周辺には使えませんね。

そこで、いままでの議論を踏まえて筆者が提案する図をお示しします。
筆者が提案する図

▲“ニセモノの目”と“ニセモノの鼻”、右下に『愛川町』の文字は入れたいところです
 
まずは実験的に数箇所でこの図の効果を調べ、有効であれば町内全てに広げたいと計画しています。皆様いかがでしょうか。