いまほこ君雄による愛川町のなぜ、どうしてを調べるブログ

愛川町政の透明性を高める活動をおこないます

観光・産業連携拠点づくり事業に関しての疑問〜その3:マーケティング

筆者はマーケティングの専門家ではないので、限られた情報源で話をさせていただきます。話そのものはシンプルなので分かりやすいと思います。半原水源地跡地で話題に上った2点について考えてみたいです。1つ目は『グランビング』です。上質なキャンプみたいなものと言えば良いのでしょうか。しかし、仕切りを設置したとしても周りが人だらけで騒々しい環境で、高額料金を払ってまで利用したいかどうか疑問です。そもそも中津川河川敷で無料でキャンプしているレジャーの延長線上にグランビングを設定しているの戦略は、より深い穴を掘るようなものです。加えて、セキュリティの問題、営業時間の問題、駐車場確保の問題など解決しなければならないことが多いと予想されます。マーケティング戦略を変えることを一度検討すべきではないでしょうか。すなわち、全く別なレジャーを考えた方が成功の可能性が高いと考えられます。筆者の主張する世界レベルのスケートパークであれば、周辺との競合はほとんど全くありません。二つ目は『カフェレストラン』です。この場所は幹線道路から離れた場所ですので“道の駅”的な位置づけ、例えば、1時間程度の食事や休憩をとるために立ち寄るような使い方が出来るかどうか明確でありません。例えば緑区長竹にある『オギノパン本社工場直売店』のように、空いていれば入るし、混んでいればスルーできるような施設が“道の駅”にふさわしいと言えるのではないでしょうか。さらに、競合店として、コンビニ、個人店等もあるので、カフェレストラン目的での来場がどのくらい見込めるかは、駐車場の空き台数に左右されると思います。仮に駐車場料金が発生するならば、事業所の出店意欲に影響がでるでしょう。駐車場料金が無料であれば、今度は駐車場が常に満車となる可能性があります。「議会検討会」でも駐車場問題が話題になっていましたが、周辺に駐車場を見つけたとしても経費増になるだけでしょう。

▲キャンプ関連を深堀するよりも、スケートパークを掘ったほうが確実なのでは。
[いまほこ君雄より]
業務委託をどの程度しているのかわかりませんが、町の意向が的確に伝わらないと「これで大丈夫なの」といったマーケティング戦略が返ってきます。(5/20編集)