生涯学習課に、外部委託に関して質問をしておりました。（前半部分は既出）
令和5年度第3次愛川町生涯学習推進プラン等策定業務委託に関してご質問いたします。なお、事前にお話しした通り、質問者のブログ等で内容に関して公開しますのでご了承下さい。また、先日お話しうかがっておりますので、その内容を含んだ質問もさせていただきます。よろしくお願いいたします。
として2023年6月29日に質問をさせていただき、本日7月5日に回答が来ましたので、お示しします。
【以下回答】
質問1．なぜ外部委託しなければならないのでしょうか
このたびのプラン策定業務は、６年に一度、計画策定の時期にのみ、通常業務に加えて実施するものであり、委託することにより、通常業務に影響を及ぼすことなく、効率的に事務を進めることができるものと認識しております。
質問２．愛川町の職員で作成できないのでしょうか
第2次計画の策定時には、策定のために専属の職員が配置されておりましたので、内部で作成した実績はありますが、今回は専属職員が配置されていないため、上記の理由により外部委託としたものです。
質問３．外部発注に依存すると、職員のスキル低下につながってしまうのではないでしょうか
外部発注するにあたり、委託内容は町職員が指示しており、協議や連絡調整も密にしていることから、すべてを業者任せにしているというわけではありません。
業務を進める上で、計画策定にかかる研究のみならず、会議の運営にかかることなど、学ぶことや身につくことは多くあり、寧ろスキルは向上するものと認識しております。
質問４．高額な外部委託費を支払うだけの余裕が愛川町にはあるのでしょうか
予算編成時に精査した結果、必要な業務委託料と判断し、令和５年度予算に計上したものです。
質問５．議会の理解は得られているのでしょうか
令和5年度予算については、３月議会定例会において原案のとおり可決されております。
【以上】
これに関しては論理的矛盾はございません。しかし、筆者は次のように本日、再質問をさせていただいております。
今回の回答に関して、最後にもう一度質問させて下さい。
【以下質問】
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質問1の回答では、「効率的に事務を進めることができるものと認識している」とありますが、具体的な根拠やデーターがありません。もう少し具体的にご説明いただくとありがたいです。
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質問2の回答では、なぜ専属職員が今回配置されていないのかについてのご説明いただくようお願いします。
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質問3の回答において、「業務を進める上で、学ぶことや身につくことは多くあり、スキルは向上する」と述べられていますが、具体的にどのようなスキルでしょうか。もう少しご説明下さい。
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質問4の回答では、「予算編成時に精査した結果」として外部委託費用を計上したとされていますが、具体的な予算の詳細や精査の内容についての情報がないため、もう少し具体的な内容をご説明下さい。
【以上】
7月5日付けの追加質問に関して7月12日に回答が生涯学習課から回答が来ましたのでお示しします。
【以下回答】
このたびのお問い合わせにつきまして、次のとおり回答いたします。
1. 質問1の回答では、「効率的に事務を進めることができるものと認識している」とありますが、具体的な根拠やデータがありません。もう少し具体的にご説明いただくとありがたいです。
計画策定業務は長期にわたることから、業務委託しなかった場合には、通常業務が長期間滞ってしまうことになり、住民サービスの低下につながってしまいます。
2. 質問2の回答では、なぜ専属職員が今回配置されていないのかについてのご説明いただくようお願いします。
第2次計画の策定時には、計画策定のノウハウを身に付けた再任用職員を配置していましたが、今年度は、限られた人員の中で、本業務に対する専属職員は配置されておりません。
3. 質問3の回答において、「業務を進める上で、学ぶことや身につくことは多くあり、スキルは向上する」と述べられていますが、具体的にどのようなスキルでしょうか。もう少しご説明下さい。
会議における資料作成では、見やすくわかりやすい資料の作成が求められますので、事務的な能力の向上につながります。また、説明に際してのプレゼン能力や、限られた時間のなかで効率よく事務を進めるための管理能力などがあげられます。
4. 質問4の回答では、「予算編成時に精査した結果」として外部委託費用を計上したとされていますが、具体的な予算の詳細や精査の内容についての情報がないため、もう少し具体的な内容をご説明下さい。
委託費の予算については、計画策定にかかる人件費や印刷製本費等、最低限の必要経費を計上しております。また、職員の配置と委託の費用比較もした上で、委託することとしたものです。
【以上】
さて、皆さんこの議論なにか釈然としないものを感じませんか。筆者はもやもやしております。学習課に２回の質問をしていますが、なかなか上手な回答をしています。
しかし、回答をしばらく眺めて気付きました。これらの回答には数量的表現が全くされていません。数字を使うことは、議論を進める上で重要な根拠となります。生涯学習課が意識的に避けたのかどうかはわかりませんが、少なくとももやもやの原因は見つかりました。
［いまほこ君雄］
今回の問題に対する今後の進め方は、“数”に係わる問題点の指摘が良いであろうことがわかりました。大きな収穫です。
